掬い上げるもの

日々の中から掬い上げたさまざまな思いを綴る、俳句&エッセイ。 一話があっという間の短さです。 どこから読んでも、好きなとこだけついばんでもよし。 よろしければ、お茶やコーヒー片手に気楽にお付き合いくださいませ。 マイナスイオンを深呼吸したい方も、ぜひお立ち寄りください♪

2023-02-22から1日間の記事一覧

世界一幸せなカフェ

*このエッセイの一つ前の記事『傷痕』のイラストの男が登場する短編です。よろしければどうぞお付き合いください(*´꒳`*)* ◇◇◇ ミシェルは、雨の中を歩いた。 勤める会社で、上司に恋をした。 知的で有能な上司は、地味で冴えない事務員のミシェルにも優し…

傷痕

狐花

生といふ唐突なもの狐花 「狐花」は、「曼珠沙華」の傍題。彼岸花とも呼ばれる。畑の側や墓地など人里近くに群生する。彼岸頃の時季に、まっすぐな茎を伸ばし、赤く鮮やかな輪状の花を咲かせる。秋の季語。 狐花。 曼珠沙華、彼岸花といった名の方がピンと来…